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ペア歴10年以上!ワタガシペアのこれまでを振り返り

山口茜選手の優勝に沸いたバドミントン世界選手権2022。他の種目でも金メダルを期待されていましたが、残念ながら涙を飲んだ選手が多くいました。東野有紗・渡辺勇大ペア(ワタガシペア)はその中でも準優勝とあと一歩のところで中国の分厚「すぎる」壁に跳ね返されてしまいました。しかしその試合ぶりは、中国ペアとの差が縮んできていると実感するのに十分でした。

そこで今回は世界選手権で銀メダルに輝いたワタガシペアの戦歴について2人のプロフィールと共にまとめていきます。

ワタガシペアの歴史をひとまとめ

ワタガシペアは福島県富岡第一中学校のときに、たまたまインドネシアで行われた世界大会でペアを組むことになり、ペア歴は10年にもなります。最初から相性が良かった2人はその大会でいきなり3位に入る活躍を見せました。中学卒業後富岡高校でもペアを組み、東野選手が先に卒業したため、一時ペアは解消されましたが渡辺選手が高校卒業後、日本ユニシス(現BIPROGY)で再度ペアを組んで研鑽を積んできました。そして全日本総合選手権大会を2017年〜2020年まで4連覇を達成。2021年、2022年は全英オープン連覇。そして、東京オリンピック2020では銅メダルを獲得するなど躍進を続けています。

2015年

日本ランキングサーキット大会 優勝

全日本総合選手権大会 3位

2016年

日本ランキングサーキット大会 優勝

全日本社会人大会 優勝

中国マスターズ 3位

ベトナムインターナショナルチャレンジ 優勝

2017年

全日本総合選手権大会 優勝

全英オープン 3位

2018年

全日本総合選手権大会 優勝

全英オープン 優勝

マレーシアオープン 3位

ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン 3位

フランスオープン 3位

香港オープン 優勝

ワールドツアーファイナルズ 3位

2019年

全日本総合選手権大会 優勝

マレーシアマスターズ 優勝

全英オープン 準優勝

タイオープン 準優勝

世界バドミントン選手権 3位

香港オープン 優勝

ワールドツアーファイナルズ 3位

2020年

全日本総合選手権大会 優勝

2021年

全英オープン 優勝

東京オリンピック 第3位

デンマークオープン 優勝

フランスオープン 優勝

インドネシアマスターズ 第3位

インドネシアオープン 準優勝

ワールドツアーファイナルズ 準優勝

世界バドミトン選手権 準優勝

2022年

全英オープン 優勝

アジア選手権 第3位

インドネシアオープン 準優勝

世界バドミントン選手権 準優勝

ジャパンオープン 準優勝

ワタガシペアってどんなペア?

中学の先輩後輩の関係である2人は、お互いのことを「勇大くん」「先輩」と呼び合っています。攻撃的なプレースタイルの東野選手と、豊富な運動量で広範囲をカバーし、多彩なショットを繰り出す渡辺選手は、他ペアより頻繁に入れ替わってラリーを続けられるのが特徴です(混合ダブルスは女子がコートの前衛、男子が後衛に張り付くシーンが多く見られます)。ペアを組んだ時からあうんの呼吸だけでやっていたという連係は、まるで熟年夫婦のようなコンビネーションで大会でも上位進出をしていきます。2022年9月のバドミントン世界ランキングは2位につけています。

東野有紗選手

生年月日:1996年8月1日(26歳)

出身地:北海道岩見沢市

身長:160cm

血液型:B

利き腕:右

抜群の運動能力を誇り、シャトルに飛びつく、食らいつくといったダイナミックな動きは男子顔負け。女子では珍しく、ジャンピングスマッシュも打ちます。このジャンピングスマッシュについては、女子選手も練習すれば打てるようになるのを見せるためにも続けていきたいと話しており、今後もこのプレースタイルを変えることなく、観客を魅了してくれるでしょう。

渡辺勇大選手

生年月日:1997年6月13日(25歳)

出身地:東京都杉並区

身長:167cm

体重:60kg

血液型:B

利き腕:左

豊富な運動量でコートを縦横無尽に動き、シャトルを拾うフットワークと、相手の予測を外して打ち込むドロップショットが特長です。ピンチの場面でもカウンターレシーブを見せるなど、トリッキーなプレーも見せ、ファンを魅了します。

まとめ

男子の桃田健斗選手や女子の山口茜選手など、シングルスや男女ダブルスが注目されがちな

バドミントンの中で、混合ダブルスの魅力を伝え続けてくれている東野有紗・渡辺勇大ペア(ワタガシペア)。本人たちはインタビューで、「ミックスダブルスはフィギュアスケートのアイスダンスの位置付けで、アイスダンスも最近は注目度も上がってきている。混合ダブルスも注目してもらえるように戦っていきたい」と話しています。バドミントンの人気も上がってきている中で、ワタガシペアが勝ち続けることで、混合ダブルスをやりたいと思う選手も増えてくるでしょう。裾野を広げるためにも、なんとか中国の壁を乗り越えて優勝を勝ち取り続けて行ってもらいたいですね!