日本ドラマ

再ドラマ化決定!大奥よしながふみ原作の過去ドラマ・映画【まとめ】

再ドラマ化決定!大奥よしながふみ原作の過去ドラマ・映画【まとめ】

人気漫画家・よしながふみ氏が男女逆転の江戸時代を描く大人気コミック『大奥』。これまでに3度実写映像化されている『大奥』ですが、2023年1月にNHKドラマ10で再びドラマ化されることが決定し、話題となっています。

今回は、よしながふみ原作のドラマや映画を紹介していきます!

よしながふみ作品の特徴

よしながふみ氏は、同性愛をテーマにした二次創作や同人誌の活動を経て漫画家デビューしました。商業誌においてもゲイの登場する作品が多く、食べ物の描写が巧みに表現されているのが特徴的です。作品内には個人的趣向で、眼鏡をかけた人物を必ず登場させています。どの作品にも生活感を感じさせる人間臭さが滲み出ていて、多くの人を魅了しています。

必見!よしながふみ原作のドラマ・映画【まとめ】

ここからは、これまでに映像化された よしながふみ原作の作品を紹介していきます!

『アンティーク~西洋洋菓子店~』

あらすじ

大手企業を突然退職したオーナー・橘圭一郎と、女性恐怖症の天才パティシエ・小野裕介が営む洋菓子店「アンティーク」。真夜中の2時まで営業している洋菓子店に来店した元プロボクサーの神田エイジが、あまりのケーキの美味しさに感動。パティシエ見習いとして働くことになり、やがて謎の男・小早川千影がギャルソンとして加わります。洋菓子店に訪れる訳あり客たちと、タイプの違うイケメン従業員たちが繰り広げるハートフルコメディです。

みどころ

2001年に滝沢秀明、椎名桔平、藤木直人、阿部寛をメインキャストに迎え、フジテレビの月9でドラマ化されました。店内を彩る美しい調度品、美味しそうなスイーツ、イケメンといった目の保養はもちろん、当時は斬新だったテロップの多用やクスリと笑える脚本、全編ミスチルの曲を使用するという豪華さに多くの人が魅了されました。のちにアニメ化もされ、韓国では2008年に映画化、タイでも2010年にドラマ化されていて、今でも根強い人気を誇る作品です。

『きのう何食べた?』

あらすじ

料理上手で几帳面な弁護士・筧史朗と、フレンドリーな美容師・矢吹賢二は2LDKのアパートで同棲中の中年ゲイカップル。ゲイであることを隠しながら働く史朗は、倹約家で極力無駄を省き生活することをモットーとし、工夫して2人分の食事を作ることを楽しみに生活。一方、ゲイであることを周囲に公表している賢二は、一途な愛をささげるロマンチスト。そんな2人が直面する、性的マイノリティに対するナイーブな問題を“食”を通して見つめていくヒューマンドラマです。

みどころ

2019年にテレビ東京の深夜枠でドラマ化され、2021年には劇場版も公開。主演の西島秀俊、内野聖陽が原作通りの配役だと漫画ファンからも絶大な支持を得た作品です。何といっても出てくる料理の美味しそうな描写が素晴らしい!ドラマに出てくる節約レシピは、献立に悩む主婦たちも参考にできる料理番組的な要素ありで、思わず冷蔵庫の中身を確認したくなります。また、同性愛者であるがゆえの親子関係や職場関係などの複雑な問題を、食卓を囲みながら話し合い絆を深めることで、ほっこりとした気持ちになれる優しいドラマです。

『大奥』

あらすじ

真っ赤な発疹が全身を覆う「赤面疱瘡」という奇病が広まっていた江戸時代の日本。致死率が高く、若い男子のみ発症するという特徴から、男性の人口が4分の1まで減少。希少な男子の大半は種馬として体を売るという人生を送っていました。江戸幕府でも、三代将軍・家光以降は女性が将軍を継ぎ、子孫繁栄のために欠かせなかった「大奥」には選りすぐりの美男子たちが全国から集められますが、そこでは痴情や権力などがもつれ合う独特な世界が構築されていて…。

みどころ

男女逆転の江戸幕府の大奥を舞台に、3代将軍・家光から大政奉還までの動乱を描いた歴史スペクタクル愛憎劇。ジェンダー問題や権力、政治問題に鋭く斬りこんだセンセーショナルな本作は、2010年に「8代将軍・吉宗編」が二宮和也×柴崎コウで映画化され、2012年には「3代将軍・家光編」が堺雅人×多部未華子 整形でドラマ化。同年「5代将軍・綱吉編」が堺雅人×菅野美穂で映画化されました。2023年1月にNHKにて放送予定のドラマ『大奥』は、約11年ぶり4度目の実写化となり、ラストの大政奉還まで初めて描かれます。謎めいた大奥の豪華な雰囲気をNHKが総力を挙げて映像化する、よしながふみ 大奥で再び心を掴まれること間違いなしの注目作品です。

まとめ

今回は、再ドラマ化される『大奥』原作者・よしながふみ氏の映像化作品を紹介しました。

イケメンや、美味しそうな食べ物、豪華絢爛な着物など、漫画の世界をよりリアルに感じられる映像化作品ですが、原作と変わらない生活感や人間臭さもあふれる魅力的な作品ばかりです。過去作品に触れることで、再ドラマ化される『大奥』をより一層楽しむことができるかもしれませんね!