この記事では『善悪の屑』という映画がお蔵入りになった理由や、その経緯について解説します。公開中止になった作品といえば、映画マザー 映画 公開中止 理由も話題になりましたね。『善悪の屑』は、2019年に新井浩文さんがW主演を務めた映画ですが、お蔵入りになってしまったそうです。新井浩文さんの殺気迫る演技を見たいという人も多くいるであろう中、作品が見られなくなってしまった理由を調べてみましょう。
『善悪の屑』映画お蔵入りの理由は?
『善悪の屑』という映画作品がお蔵入りになった理由は、主演を務める新井浩文さんが強制性交の疑いで逮捕されたことがきっかけです。
日本映画界から新井浩文を失ったことがいまだに悔しくて悲しい
彼にしか演じられない役がある pic.twitter.com/DLokz3dVbV— さきこ (@sakiko_120302) June 22, 2024
この『善悪の屑』という作品は、過去に起きた悲惨な事件を描いています。そのため、ニュースやテレビで目にしたことのある事件を思い出し、気分が落ち込んでしまう人もいるかもしれません。本作で取り扱われている事件の中には、新井浩文さんが起こした性犯罪を思わせる事件や描写が含まれており、お蔵入りになったとされています。
新井浩文が犯した罪とは
新井浩文さんは2019年、不祥事が発覚し逮捕されました。事務所を退所し、芸能界から事実上の追放となってしまいます。新井浩文さんは2018年、三軒茶屋にある自宅マンションにて、女性スタッフに性的暴行を加えたと報じられています。新井浩文さんは強制性交の疑いで逮捕され、懲役4年の実刑判決が言い渡されました。被害女性との間ではすでに和解が成立しているそうです。
新井浩文は現在何してる?
新井浩文さんは2020年に懲役4年の実刑判決を受けているため、現在も服役中で、出所は2024年12月の予定とされていました。しかし、2024年7月の時点で仮釈放されていることが報じられています。現在は2025年9月となり、いずれにしても新井浩文さんの服役は終了しているとみられます。しかし、所属事務所とも契約を解除していますので、メディアの前に登場する可能性は低そうです。
【強制性交罪で懲役4年】
元俳優・新井浩文が明かした現在の心境と生活「酒も飲んでるし、規則正しいかといえば…」https://t.co/rgj39YiqpA
──今はまだ仮釈放中ですが、今後も俳優を続けていく意志はありますか?… pic.twitter.com/JDCoXy9099— NEWSポストセブン (@news_postseven) August 5, 2024
大物女優が復帰サポートか
新井浩文さんの芸能界復帰に向けて、大物女優の大楠道代さんがサポートしているという噂が流れています。新井浩文さんは、上京時に大楠道代さんの付き人をしていました。大楠道代さんは新井浩文さんを我が子のように可愛がっており、収監後も差し入れをしたり、密かに面会をしたりしていたようです。大楠道代さんのサポートによって、芸能界への電撃復帰という可能性があるのですね。
『善悪の屑』あらすじや事件の概要
『善悪の屑』は、少年画報社『ヤングキング』にて連載された、渡邊ダイスケ作の漫画が原作です。2014年10号から2016年7号まで1部を連載し、2部以降は続編として『外道の歌』に名前が変わり、2016年8号から2023年5号まで連載されました。罪を犯しているにもかかわらず、十分な裁きを受けず反省もしていない外道に対し、被害者に代わって復讐するカモとトラという2人の男の物語です。描かれている事件は、実在した事件に脚色を加えて描かれています。
光市母子殺害事件
『善悪の屑』で描かれている事件は、光市母子殺害事件です。1999年に山口県光市で起きた少年犯罪事件で、当時18歳だった少年が23歳の主婦とその乳児を強盗目的で殺害したものです。少年は23歳の主婦を殺害後屍姦し「生き返らせるための儀式だった」と供述するなど、見るに堪えない内容の事件でした。『善悪の屑』では被害者が生存しているという設定で、加害少年がカモとトラにより睾丸を切り取られ口に押し込められたまま、高架に吊るされ絶命するというものでした。
大津市中2いじめ自殺事件
大津市中2いじめ自殺事件は2011年、滋賀県大津市内に住む中学2年生の男子生徒が、いじめを苦に自ら命を絶ったものです。学校や教育委員会がいじめを隠ぺいしていたこと、この事件がもとになりいじめ防止対策推進法が国会で可決されたことなどが、大きな話題となりました。『善悪の屑』では、いじめを隠ぺいした教員と主犯の生徒3人が拉致。教員は「いじめを見て見ぬふりする目は要らない」と目を焼かれ、主犯の生徒3人も、それぞれ「見る、聞く、話す」ということができないようすべての器官を再起不能にされるという結末でした。
女子高生コンクリート詰め殺人事件
女子高生コンクリート詰め殺人事件は「史上最悪の少年犯罪」といわれ、現代でも語り継がれる残忍極まりない事件です。1988年11月から1989年1月までの間にわたって、1人の少女が監禁され暴行・強姦を受け続けたというもの。最終的に少女は集団リンチによって死亡し、遺体をコンクリート詰めにされ東京湾に遺棄されました。『善悪の屑』では、証拠不十分で不起訴となった少年たちに、カモとトラが代理で復讐。少年たちは高温に熱せられた鉄の棒を肛門に挿入され、生きたままコンクリート詰めにされ絶命しました。
『善悪の屑』は別タイトルで配信されていた
新井浩文さん主演で実写化される予定だった『善悪の屑』ですが、残念ながら映画はお蔵入りになりました。しかし2024年、タイトルを続編である『外道の歌』に変えて、Webドラマとして配信されています。キャストはカモ役に窪塚洋介さん、トラ役に亀梨和也さん、ナナ役に南沙良さんです。第1話をYoutubeで見ることができますので、ぜひお楽しみください。窪塚洋介さんの低音ボイスと、亀梨和也さんのロングヘアは貴重ですよ。
『善悪の屑』キャストの現在は?
『善悪の屑』は映画として公開が待たれていてた注目の作品。当然、新井浩文さんのほかにキャストがおり、それぞれ公開を楽しみしていたことでしょう。しかし、新井さんの逮捕を受け公開は中止になり、主演の新井浩文さんは実刑判決を受けることになりました。『善悪の屑』のキャストとして決定していたのは3名で、それぞれ復讐を代行する3人の男女だったようです。1人は新井浩文さん。すでに現在については解説済みなので、あと2人を見てみましょう。
島田虎信(トラ)役:林遣都さん
新井浩文さん演じるカモの相棒・トラを演じていたのが、林遣都さんです。
【レビュー】蔵田(林遣都)の涙に見た葛藤…翼(福原遥)との小競り合いも楽しみに 『明日はもっと、いい日になる』#林遣都 #福原遥 #明日はもっといい日になる https://t.co/Xt8fer7hp8 pic.twitter.com/wywFYilZdx
— マイナビニュース・エンタメ【公式】 (@mn_enta) August 12, 2025
原作ではセミロングのヘアスタイルで、卓越した格闘術と身体能力を持っています。依頼人に感情移入し、感情に任せて復讐を行ってしまう一面は、どこか柔和な雰囲気を持つ林遣都さんがキャスティングされた理由の1つかもしれませんね。林遣都さんはその後、元AKB48の大島優子さんと結婚し、現在は父親になっています。
開成奈々子(ナナ):馬場ふみかさん
カモとトラの手助けをする少女を演じていたのは、馬場ふみかさんです。
映画の余韻でググって馬場ふみかに激ハマってる… https://t.co/6B1FDMlgRc pic.twitter.com/D26L30meRi
— みんたん (@mingtangisready) July 27, 2025
ナナは元引きこもりで、家に押し入った男に家族を殺害されるという過去を持っています。カモとトラの手伝いをしながら被害者に寄り添い、紅一点ならではの活躍を見せる予定でした。馬場ふみかさんは現在30歳で、俳優として話題作に出演し続けています。
まとめ
今回は、過去に中止になった映画作品『善悪の屑』や、主演を務める予定だった新井浩文さんの現在について解説しました。原作漫画は完結しているので、興味がある方はこの機会に読んでみてはいかがでしょうか。現在は服役を終えているとみられる新井浩文さんですが、その後芸能界に復帰するのかも注目されていますよ。『善悪の屑』は続編タイトル『外道の歌』として別キャストを迎え配信されていますので、ぜひ視聴してみてくださいね。