近年、数多くの熱狂的なファンを持ち、その存在感を強めている漫画ジャンル「異世界転生モノ」。その中でも今、最も注目度が高い『異世界おじさん』をご存知ですか?漫画界最強とも呼ばれる、あの尾田栄一郎が「ハマった」と絶賛している作品なんです!一体どんな魅力が隠されているのでしょうか?
『異世界おじさん』とは
『異世界おじさん』(略称「いせおじ」)は、作者「殆ど死んでいる」による漫画作品です。元々はtwitterやpixivで投稿されており、それが大いに話題となったためコミック化が決定しました。現在は、「WebComicアパンダ」で連載しており、単行本7巻まで発売。シリーズ累計が200万部突破の大ヒットを記録しています。2022年7月からは異世界おじさん アニメ化が開始され、いせおじの人気は止まりません!
ストーリー
17年間の昏睡状態から目覚めたおじさんは、なんと異世界からの帰還者。現実→異世界→現実と渡り歩いたおじさんと甥っ子・たかふみとの共同生活の中で語られる異世界についてや現代社会での生活が描かれています。転生ものはテンプレートばかりという概念をぶち壊し、帰還後から物語が始まるうえに主人公は不細工なおっさんという、インパクトが絶大です。
『異世界おじさん』の5つの魅力
ここからは、『異世界おじさん』の5つの魅力についてご紹介します!
1.主人公「おじさん」のジェネレーションギャップ
昏睡状態から目を覚ましたおじさんは、17年前の2000年から記憶が止まったまま。技術の進歩や知らない世界に困惑するおじさんの姿をコミカルに表現しています。
YouTubeやネットスラングなどインターネット文化の変化やスマートフォンの登場、「笑っていいとも!」の放送終了など、常に2000年代の常識で物事を考えて発言するおじさんに、クスッと笑えて、とにかく懐かしい!とファンの心に刺さる内容になっています。
2.一般的な転生ものの逆を突っ走るストーリー性
通常、異世界転生ものといえば、現世から生まれ変わって「異世界」に転生し無双していく物語が一般的。しかし、『異世界おじさん』では異世界から戻ってきた主人公が異世界での経験や考え方などを現実社会で繰り広げます。この異世界転生モノの「逆」をいくストーリー性が面白く、いせおじの一番の魅力ともいわれています。
3.おじさんのYouTuber生活が気になる!
おじさんと甥っ子のたかふみは、おじさんの魔法の力を利用してYouTubeをはじめます。チャンネル登録者数や動画投稿などといったYouTuberの生活が描かれており、現実社会と重なるところが多くあり、思わず笑ってしまいます。34歳・独身・無職・元異世界の勇者という悲壮感が溢れる肩書きから、現代のYouTuberとして大成功できるのかとおじさんのYouTube生活に注目です!
4.おじさんのSEGA愛が止まらない
おじさんが昏睡状態に陥る前に生きていた時代のゲーム業界は、任天堂にならぶ勢いでSEGAが台頭していました。そんな時代の若者だったおじさんは、目覚めてもなおSEGAに対する愛が止まりません。1994年にSEGAから発売された家庭用ゲーム機「セガサターン」が作品の中で毎回登場し、熱のこもった愛を語るSEGAオタクのおじさんのセガネタが高い評価を受け、ゲーマーの心をつかみます。作品の中で登場する懐かしいSEGAゲームのタイトルや独特の面白さが魅力の一つです。
5.個性的なキャラクターたちの登場
魅力的なキャラクターはおじさんだけではありません。『異世界おじさん』で登場するキャラクターは、個性的でクセの強い者ばかり。強烈すぎる個性のぶつかり合いが描かれており、ハマる人が続出しています。また、登場する女の子がおじさんと真逆でかわいいと人気です。本作ではラブコメ要素も存在し、男女のすれ違いコメディに笑ってしまうこと間違いないでしょう。
最後に
作者の先生もインパクトのあるペンネームですが、作品の『異世界おじさん』もインパクトがあり、斬新なストーリーになっています。異世界転生のお約束を重ねながらも、全く違う展開、まったく違う読み味になっており、コメディ性も高く、読み応え抜群の作品です。また、アニメ化されているのでテレビでも楽しむことができます。この機会に『異世界おじさん』のさらなる魅力を発見してみてはいかがですか?